整形外科領域では、術後の静脈血栓塞栓症(VTE)が他科より高頻度に発生する。特に、人工股関節全置換術(THA)、人工膝関節全置換術(TKA)、股関節骨折手術(HFS)はVTEハイリスク手術とされる。宝塚第一病院整形外科の金平盛子氏と藤田悟氏は、いわゆる血栓持ち込み例の多いHFS症例における術後VTEの実態と治療について、第8回日本血栓止血学会学術標準化委員会シンポジウム(2月22日、開催地:東京)で報告。HFS症例におけるVTE予防策の基本となる早期手術と積極的な抗凝固療法を実施しているが、それでも「VTEと出血をある程度覚悟して周術期管理を行う必要がある」と指摘した。

股関節骨折手術では「VTEと出血をある程度覚悟して周術期管理を」の画像

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