普通に日常生活を営んでいた人が、突然理解できない発言や行動を起こすことがある。生来健康な62歳男性が、発熱と意識障害を主訴に来院した。10日前から咳と頭痛があり、自宅近くの診療所を受診し抗菌薬(詳細不明)をもらっていた。3日前の夜は一晩中、頭痛を訴え、38℃台の発熱があった。2日前に病院を受診し、症状からインフルエンザと診断され、タミフル(一般名オセルタミビル)を処方された。帰宅後、携帯電話の使い方が分からなくなった。タミフル内服後に2回嘔吐した。来院前日は、発熱が続き調子が悪く、朝からずっと寝ていたという。夕方に起きてきたが、会話の内容と行動がおかしいことから家族が心配して当院を受診した。

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