鼻出血が止まらないということで救急要請される患者さんは結構います。この間も、一晩で2人来ました。「止まらない」と言う人の多くは、止血操作をなんらしていません。出てきた鼻血をただティッシュでぬぐいながら、勝手に止まるのを待っていたのだけれど、止まらなくて不安になって救急要請というパターンが非常に多いです。また、圧迫せずにティッシュだけ鼻に入れて、ドレナージのようなことを行なっている人もたまに見かけます。

 これを読んでいる方は医療関係者ばかりでしょうから、鼻血の90%程度は鼻腔の入り口付近の鼻中隔にあるキーゼルバッハ部位からの出血であるということ、そこを圧迫すれば鼻出血はコントロール可能であるということは常識的にご存じだと思います。ただ一般にはあまり浸透していない模様です。こうした方々は救急隊から適切な止血方法を伝授され、搬送時には出血が止まっていることがほとんどです。

「鼻血が止まらない」で救急搬送はアリ!?の画像

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