最近、国民生活センターが、強力磁石のマグネットボール誤飲で腸管穿孔の危険があるとして呼び掛けていました。ネオジム磁石(ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とする希土類磁石。永久磁石のうちでは最も強力なものとされる)を使用した強力な磁力のマグネットボールを複数個誤飲し、磁石同士が引き合って消化管内に腸壁を挟んでとどまり、腸壁を穿孔していたものを開腹手術などにより摘出したという報告が相次いだためということです。磁石が強力すぎて、挟まれた粘膜に血流が行かず壊死してしまうのです。

 複数個の磁石玩具誤飲による症例報告は以前からあり、危ないなと思っていました。鋭利なもの、閉塞しやすいもの、ボタン型電池や薬剤などは緊急に内視鏡で取り出す適応としてよく知られていると思うのですが、小さい磁石でも緊急性が高い場合がある、という認識がなければ放っておかれてしまうかもしれません。

腸穿孔だけじゃない……磁石の誤飲は要注意!の画像

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