3カ月以上の慢性痛に悩まされる患者は多く、その人数は全人口の22%に上るともいわれている。症状の多くが腰痛、肩周囲部痛、頭痛などであり、患者は痛みを解消する目的で受診している。つまり、我々医療者にとって、痛みの診療は非常に身近なものである。しかし、慢性痛に対する治療は容易ではない。治療満足度は「非常に満足」「やや満足」をあわせて全体の3分の1程度とされ、非常に低いのが現状なのだ。

 慢性痛がなかなか改善しない症例では、患者への対処で「欠けている視点がないか(痛みを取り巻く周辺の状態も含めて、どのような視点が抜けているからこの患者は満足できないのか)」を考えることが非常に重要である。

原因不明の慢性痛、その原因は医師の思考停止の画像

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