公衆衛生の普及や優れた抗菌薬の登場により、一見制圧できたかに見えた感染症は、再び私達の前に大きな脅威としてよみがえってきました。世界的大流行パンデミックとなった新型インフルエンザや中国で流行している鳥インフルエンザH7N9感染症、今も中東地域で感染が持続的に発生しているMERSなどの新興ウイルス感染症、MRSAやカルバペネム耐性菌などによる薬剤耐性菌感染症、地震などの震災時に発生する破傷風やレジオネラなどの環境由来微生物による感染症など、さまざまな新興・再興感染症が次々と出現してきており、以前にも増して感染症のリスクが増大してきています。

感染症は地域社会全体のリスクそのものの画像

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