明治の文豪 夏目漱石(1867〜1916)は甘い物に目がなかった。執筆に倦(う)むと茶の間の戸棚を開けたり閉めたりしてしきりに菓子を物色し、饅頭や羊羹をつまんでは胃を害(そこ)ねた。苺ジャム缶をひと月に8缶も空にして医者に止められたこともある。鏡子夫人はこどもたちのために作った自家製のアイスクリームやケーキを夫に判らぬよう隠したりした。

夏目漱石の胃潰瘍はピロリ菌の仕業だった?の画像

ログインして全文を読む