2016年3月に、世界的なテニス選手が1月の全豪オープンテニスでのドーピング検査で陽性反応が出たと発表し、世界中に驚きが広がりました。問題の薬「ミルドロネート」の主成分メルドニウムは虚血改善作用があり、狭心症や心筋梗塞等で用いられている薬剤です。2016年1月1日から世界アンチ・ドーピング機関(WADA)により使用禁止薬に指定されています。この選手は2006年から主治医より処方されており、指定されていたことを知らずに服用したようです。その真相はどうであれ、選手には出場停止処分が下りました。私自身は、世界アンチ・ドーピング規程に基づく、国際基準のTUE申請(後述)の手続きをなぜ事前にしなかったのか疑問に感じています

「うっかりドーピング」にならないために その2の画像

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