フジイキョウコさんは89歳の認知症の方。在宅で夫が介護していたが、「食事を食べなくなってしまった」という主訴で精密検査目的の入院となり、内科の医師が担当になった。しかし、いくら調べてみてもこれといった身体の異常は見つからない。ただ、確かに食事はほとんど食べられず、看護師がスプーンで口に持っていってあげると数口は食べるが、その後は食べるのをやめてしまう。仕方がないので、点滴だけで1週間程度様子を見てみたが、改善の兆しがないどころか、食事量は減っていくばかりである。医師は夫と息子さんに対して、「認知症の終末期でしょう」「このままだと余命は1カ月」という説明をし、胃瘻や高カロリー輸液の導入についても提案したが、「末期なのであれば苦しませることはしたくない」という家族の意向で、在宅に戻って看取る方針となった。主治医もDr.ニシに変更になり、訪問診療の導入を検討することになったが、Dr.ミヤモリの一声で、「もう一度食べられる可能性」を探ることに。

食べられない高齢者にはこう介入するの画像

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