フジイキョウコさんは89歳の認知症の方。在宅で夫が介護していたが、食事を食べなくなってしまったという主訴で精密検査目的に入院となり、内科の医師が担当になった。しかし、いくら調べてみてもこれといった身体の異常は見つからない。ただ、確かに食事をほとんど食べられないのは確かで、看護師が配膳しても食べない。スプーンで口に持っていくと数口は食べるが、その後は食べるのを止めてしまう。仕方がないので、点滴だけで1週間程度様子を見てみたが、改善の兆しがないどころか、食事量は減っていくばかりである。

高齢者向けの“食べるスイッチ”マジック(前編)の画像

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