ヤマダさんはDr.ニシが訪問診療で担当している85歳の男性。元は大工の棟梁で、地域の中でも頼れる存在だった。75歳を過ぎたころから徐々に認知症の症状が出始めたものの、自宅で奥さん(82歳・軽度認知症と難聴あり)と支えあって暮らしていた。しかし、最近足腰が弱くなりはじめ、自宅内でしばしば転倒するようになっていた。約1年前までは外出をしていたものの、最近では家の中にこもりきりに。ケアマネジャーがデイサービスなどを勧めたが「俺は家から出たくない。この家にいたいんだよ」と拒否。遠方に住む娘とケアマネジャーは「このままだと夫婦とも共倒れになるのではないか」と心配していた。

高齢者は高山植物のように繊細だの画像

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