「ドクター! またプランピナットちょうだいよ」2週間前に退院したはずのパノム(20歳)が白い歯を見せて笑いながら、外来に姿を現した。プランピナットとは栄養失調の治療で用いる「プランピーナッツ」、そのまま食べられる栄養食(RUTF)のことである。「パノム! どうした? 難民キャンプで食べ物ももらっているだろう? 」。身長180cmの長身ゆえに、あらわになったあばら骨や関節だけがやけに目立つ細い手足、肉のこけた頬骨が際立って見える。それでも、彼と初めて会った2カ月前に比べると幾分肉付きがよくなり、何より白い歯をむき出しにして笑う顔が退院後も順調に回復していることを物語っていた。

「元気になったらまた戦いたい」に耳疑う の画像

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