「支店長はいるかっ!」。大学の整形外科の医局長から電話がかかって来たのは、ある金曜日の午後であった。「君のところの新人のH山というのは、とんでもないヤツだ。いったい、どういう教育をしているんだっ!」と、すごい剣幕で怒鳴る医局長。「すぐに、私の目の届かないところへ転勤させろ。市内はもちろん、県内にいるのもまかりならん!」。支店長は、恐る恐る尋ねた。「申し訳ありません。H山は、いったい何をしたのでしょうか」。「そんなことは、どうでもいい。とにかく、明日からこの辺りをうろつかせるな!」。医局長は、そう言うと、一方的に電話を切ってしまったのだった。

医師に生保加入を勧められた男の物語の画像

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