前回に引き続き、カテーテルに関連した感染症の対策について解説します。カテーテルはとても有用な医療器具ですが、院内感染対策的には感染症を引き起こす厄介物ともいえます。血管内留置カテーテルと並んで、尿道留置カテーテルに関連した尿路感染(Catheter-associated urinary tract infection、CA-UTI)は、かつては最も多い院内感染でした。しかし、第1回で紹介したとおり、米国のデータでは第4位の感染症で、近年ではかなり良好にコントロールされるようにはなってきました。ただし、その実数は年間9万件と相当な数です。

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