前回は、睡眠障害には80種類以上あり、その多くは不眠や眠気(過眠)が共通して見られるため、患者さんの愁訴だけで診断すると誤診を招きやすいことをご紹介しました。「不眠あり=不眠症、ではない」が合い言葉です。

 さて問題はその先です。睡眠障害の患者さんの多くはかかりつけのクリニックなど、睡眠ポリグラフ検査や反復入眠潜時検査といった特殊検査を行えない医療機関を受診します。問診だけで確定診断をつけるのは限界がありますが、不眠症のように自分の施設で対応できる疾患か、専門の医療機関に紹介すべき疾患かを鑑別するには、見逃してはならない代表的な睡眠障害の特徴的な症状を知っておく必要があります。

「眠れない」の先に何を聴き取るべきか?の画像

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