毎日の診療の中で、その患者さんが認知症に進展しているのか、あるいは加齢に伴う物忘れ(生理的な物忘れ)なのかという鑑別に苦慮することが少なくありません。これまでに認知症患者さんを数多く診療してきましたが、認知症診療に長年携わっていても、診断をどう下したらよいのか迷ってしまう患者さんもいます。今回も、実際の症例を提示しながら、私の診療の考え方を述べていきたいと思います。

2人の医師に認知症と診断されたHDS-R 29点の84歳女性の画像

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