毎日の診療を行っていく中で、その患者さんが認知症に進展しているのか、あるいは加齢に伴う物忘れ(生理的な物忘れ)なのかという鑑別に苦慮することが少なくありません。私はこれまでに認知症患者さんを数多く診療してきましたが、認知症診療に長年携わっていても判断ができない患者さんに遭遇することがあります。そうすると、診断をどう下したらよいのか迷ってしまうことが多いのが実情です。今回は、臨床診断に悩む患者さんを提示しながら、私の診療の考え方を述べていきたいと思います。

81歳女性、HDS-Rが21点だが取り繕い反応ありの画像

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