昨年12月から国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在をしている金井宣茂氏をはじめ、医師としてのキャリアを宇宙航空研究開発機構(JAXA)で積む事例が少しずつ増えてきている。2011年にISSに約5カ月半滞在した古川聡氏に宇宙飛行の経験と宇宙飛行士を目指したきっかけを聞いた。

――10年間、消化器外科としてのキャリアを積んでから、どのような経緯でJAXAを目指されたのですか。きっかけは何だったのでしょうか。

 私は外科医として臨床に5年間従事し、その後大学に戻って4年間ほど研究を中心に働いていました。ある日、当直していたときにたまたま、「新たに日本人宇宙飛行士を募集する」というニュースを見たのが、宇宙飛行士を目指そうと思ったきっかけです。当時、募集されていたのは、3〜6カ月、ISSに滞在し、科学の実験を実施するというものでした。そのニュースを見て、衝撃が走りました。やってみたい! と思ったのです。

 今まで身に付けてきた知識や技術を役立てられるはず、と思ったのも一つの理由です。さらに、そろそろ留学をしたりすべきなのかと、将来の方向性を考えていたときだったのも応募に踏み切ったきっかけになりました。

宇宙に出張、先生も行ってみませんか?の画像

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