今回は糖尿病の慢性合併症について解説します。高血糖の状態で何年も治療されないままでいると、血管が障害されて血流が悪くなり、そこにつながる臓器が障害されていきます。うち、微小な血管が障害されて起こる合併症は「細小血管合併症」と呼ばれ、神経系では糖尿病神経障害として、眼では糖尿病網膜症として、腎臓では糖尿病腎症として症状が出ます。患者にはこれらの疾患の頭文字を取って「しめじ」と説明します。「し」は神経障害、「め」は網膜症、「じ」は腎症というわけです。一方、太い血管が障害された場合は、足の閉塞性動脈硬化(壊疽)や脳梗塞、狭心症などが発生します。こちらは頭文字を取って、「えのき」と説明します。今回は、そのうち「しめじ」について解説したいと思います。

糖尿病合併症「しめじ」の診察ポイントは?の画像

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