低血糖のリスクが低いSGLT2(sodium glucose co-transporter 2)阻害薬ですが、心血管病抑制・心不全抑制・腎機能保護効果についても期待が集まっています。
 米国糖尿病協会(ADA)が昨年12月に発表した、米国における糖尿病の標準診療「Standards of Medical Care in Diabetes」の2018年版で、心血管疾患の既往がある2型糖尿病患者では、メトホルミンに併用する第二選択薬として、SGLT2阻害薬など心血管疾患予防のエビデンスがある薬剤を優先するよう推奨しました。前回に引き続き今回は、ADAの方針変更の背景にあるエビデンスのうち、私が注目しているものをご紹介したいと思います。 2015年9月に公開されたエンパグリフロジン(商品名ジャディアンス)の心血管病アウトカムを見た大規模臨床試験EMPA-REG OUTCOME試験の結果は、その後のSGLT2阻害薬の使用法に関し、大きなインパクトを与えました。

SGLT2阻害薬で得られる+αの効果とは?の画像

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