ビグアナイド薬は古くて新しい薬剤である。1950年代に3種のビグアナイド薬が発売されたのはものの、1剤に致死的な副作用である乳酸アシドーシスの症例が相次いで報告されたため、日本におけるビグアナイド薬は実質的に使用禁忌薬の扱いとなっていた。その流れが大きく変わったのは、イギリスにおける2型糖尿病を対象とした大規模スタディであるUKPDSにおいて、メトホルミン投与群の血糖改善度は強化療法群と同等であり、大血管症も含めて糖尿病血管合併症の発症抑制に有効であることが1998年に示されてからである。

古くて新しいビグアナイド薬の画像

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