昨年3月に、日経メディカル Onlineで連載していたコラム「その死に誰が寄り添うか」をまとめた「精神科病院で人生を終えるということ」という本を出版しました。前編は、この書籍の紹介記事についたコメントから、普段は見えない「精神科単科病院を取り囲む差別」が明確化された、というお話を書きました。

 ちなみに、本を出版した直後の昨年3月、それまで勤めていた精神科単科病院を退職しました。そして4月から総合病院の精神科で勤務しています。それには様々な理由があって、一言で言うと「一身上の都合により」というほかないのですが、大きな理由の一つが、「精神科単科病院で感じた問題点を外から解決できないか、その道を模索したい」というものでした。こう書くと大風呂敷を広げているようで気恥ずかしいのですが、「ちょっと視点を変えてみたくなった」ぐらいの方が身の丈にあった表現かもしれません。

「透析中の精神疾患は見捨てる」で良いのですかの画像

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