佐々木さんは、よく発熱しました。蜂窩織炎、褥瘡、肺炎などです。総合病院での転院治療を何度も繰り返していました。しかし、僕が主治医になる2年前に、よくお見舞いに来ていた弟さんとの間で治療方針の合意があり、過剰な延命治療はしない、急変時の心肺蘇生はしない、転院治療もしない、となっていました。合意されたときの様子は詳しくは分からないのですが、度重なる合併症の闘病生活を不憫に思われたのかもしれません。

寝たきりの人の命は軽いのかの画像

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