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連載:症例で学ぶ救急診療の鉄則――北の現場から

2008. 5. 22

【第1回】

過小評価してしまった高齢者の肋骨骨折

吉岡勇気

著者プロフィール

八戸市立市民病院救命救急センター●青森県八戸市の3次救急施設として、重症熱傷の集中治療室、心疾患集中治療室などを備える。病床は30床。本連載は、今明秀所長の監修の下、センターのスタッフが執筆。

連載の紹介

救急患者が訴える多様な症状への対応法、危険な兆候を見逃さないための鉄則、ピットフォールを、八戸市立市民病院救命救急センターのスタッフが、臨場感あふれる症例画像とともに解説します。

関連ジャンル:
救急医療
処置

 70歳男性。自宅庭ではしごに登って作業中、転落して左側胸部を強打。歩行は可能で、自家用車にて近所の2次救急病院を受診した。胸部CTで左8、9肋骨骨折が判明したが、血胸はほとんど認めず、肺挫傷も認めなかった。バイタルサインは問題なく、呼吸促迫もなかったため、当直医はNSAIDsと湿布を処方して帰宅となった。しかし2日後、発熱と呼吸苦を訴えて救急外来を再度受診。呼吸は35回/分と促迫し、脈拍は110/分。血圧は90/50mmHgで、2日前より低下していた。(記事全文を読む

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