「先生、私の病気は本当は何なのですか」。ある日の夕方、私が回診に行ったとき、末期の胃癌で入院していた男性がこう尋ねた。私はうろたえてしまい、すぐに別の話題に切り替え、結局は答えることができなかった。患者さんは、「ありがとう」と言って眼を閉じ、もう二度と同じ質問を繰り返すことはなかった。その3日後、自分の病名を知らないまま亡くなった。

「私は何の病気ですか」、癌告知に目覚めた一言の画像

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