私が医師になって、既に29年の月日が過ぎた。苦い思い出ばかりが脳裏に浮かぶのは、医師が常に満点を目指して頑張っている証拠であるといえば聞こえは良いが、実際は、医療訴訟を経験しなくてよかった、とほっとしているというのが正直なところだろう。

教授と病棟医長の板ばさみ――経験か理論かの画像

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