前回、かぜとはどんな病気かについて説明しました。患者さんが「かぜ」として受診されるときは、気道症状がなく種々の体調不良である場合もあります。「抗微生物薬適正使用の手引き 第一版」 (以下、手引き)では、急性気道感染症を抗菌薬が必要な症例と不必要な症例を見極めるために、感冒、急性鼻副鼻腔炎、急性咽頭炎、急性気管支炎に分類しました。そして、鼻症状(鼻汁、鼻閉)、咽頭症状(咽頭痛)、下気道症状(咳・痰)の3系統の症状が「同時に」「同程度」存在する病態を有するウイルス性の気道感染症を感冒、としました。この定義についてはこの連載で何度も述べており、今回も再度繰り返していることをお許しください。

かぜに抗菌薬は効きますか?の画像

ログインして全文を読む