転移性前立腺癌の治療に関しては、ホルモン療法から化学療法への切り替え、予後改善につながる治療シークエンスなど、議論が尽きない。また画像診断技術の進歩で、かつては転移がないと見られた病変でも微小な癌が存在することが明らかになるケースも増え、治療戦略の見直しが求められている。4月19日〜22日に京都で開催された第106回日本泌尿器科学会総会のシンポジウム「前立腺癌薬物治療の過去・現在・未来」(座長:大阪国際がんセンター泌尿器科の西村和郎氏、広島大学大学院腎泌尿器科学の松原昭郎氏)では、従来型のホルモン療法を振り返りつつ、進行性前立腺癌のコンセンサス会議(APCCC2017)から主なトッピクスが紹介された。中でも、ハイリスクの転移性ホルモン感受性前立腺癌や微小なオリゴ転移前立腺癌に対する新たな治療の方向性、さらに治療効果予測マーカーの可能性などの話題が取り上げられた。

治療の個別化が加速する転移性前立腺癌の画像

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