JCOG胃がんグループが行った臨床試験の中で、手術そのものを比較したRCTは4件ある。その4件の結果が最近出揃い、いずれも研究グループの狙いとは逆の結果となった。また、高度リンパ節転移陽性の進行胃癌を対象に、より高い有効性と安全性を目指して行われた3剤併用の術前化学療法のRCTでは、2剤併用に優越性を示すことはできなかった。

 東京都で11月に開催された第79回日本臨床外科学会総会のシンポジウム「臨床試験から視た胃癌手術」(司会:がん研有明病院・山口俊晴氏、東邦大学大学院消化器外科学講座・島田英昭氏)では、胃癌手術および術前化学療法を評価したJCOG胃がんグループによるRCT、胃切除後のQOLを新たな尺度で評価した多施設共同横断研究の詳細が報告され、結果から見えてきた胃癌手術の今後について議論された。

臨床試験の意外な結果から見えてきた胃癌手術の今後の画像

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