癌治療の進歩で生存期間が延びる中、QOLに影響をおよぼす骨転移の治療は重要性を増し、骨の健康への関心も高まっている。骨転移に伴う骨関連事象(SRE)を抑制する骨修飾薬(BMA)はさまざまな癌で使われており、乳癌では生存改善も期待されている。一方、前立腺癌ではBMA等による骨環境への介入が内臓転移を防ぐ可能性が考えられている。しかし肺癌ではBMAのエビデンスは十分ではなく、分子標的薬などの癌薬物療法による骨転移の改善に主眼が置かれる。また分子標的薬以前のデータをベースにしている骨転移治療のガイドラインは現状に追いついていないという指摘もある。

癌の種類で異なる骨転移治療の進め方の画像

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