腹腔鏡下肝切除術(LLR)は、2010年の保険収載を契機に、普及の兆しがみられている。2014年10月に岩手県盛岡市で開催された第2回腹腔鏡下肝切除術国際コンセンサス会議(ICCLLR2014)では、minor切除(部分切除と外側区域切除)が標準治療の1つとされ、術後合併症や入院期間は開腹肝切除術(OLR)よりも優れるなど、LLRの現状と今後の方向性が示された。このような状況の一方で、昨今の報道では、群馬大学病院のLLR施行後の死亡事例が大きく取り上げられた。

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