国立がん研究センター東病院頭頸部内科の田原信氏は6月11日に都内で開催されたエーザイのプレスセミナー「甲状腺がん-その実態と治療 最前線」の講演の中で、甲状腺癌に対する分子標的薬の適切な対象は臨床試験で安全性・有効性が確認され、ガイドラインでも推奨された患者であることを強調し、臨床試験データのない使用方法(有効性・安全性が不明)、術前・術後補助療法、切除不能腫瘍で縮小した後に切除するということは不適切な対象であると指摘した。同氏は、血管新生阻害薬には創傷遅延、出血のリスクがあり、中止すると急な腫瘍増大が起きることを理由としてあげた。 

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