S-1+シスプラチンを用いた術前療法と術後抗癌剤の逐次投与を組み合わせた集学的治療が、スキルス胃癌の予後改善に有用である可能性が示された。さらにS-1の薬物動態に関する検討から、腹水中の5-FUやギメラシル濃度は血中濃度と同程度であり、腹膜播種細胞に選択的に5-FUが取り込まれている可能性が示唆され、S-1を用いた術前療法が腹膜播種の制御を介して予後を改善している可能性も明らかとなった。3月20日から22日まで横浜市で開催された第86回日本胃癌学会総会で、横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センターの大島貴氏が発表した。

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