術中の酸素濃度や患者の体温などがSSI発生率に影響を与えることも分かってきた。一般に術中は30%の酸素を送気するが、この濃度を80%に設定するとSSI発生率が通常の酸素濃度群(30%投与)よりも2〜3割ほど有意に低かったことが報告されている。例えば気管内挿管全身麻酔症例を対象にした試験では、高濃度酸素群 (FiO280%) のSSIリスクは標準酸素群 (30〜35%)と比べ、28%減少した(オッズ比: 0.72、95%信頼区間: 0.55-0.94)。この機序について森兼氏は「スーパーオキサイド(超酸化物)が増えることで、抗菌作用を発揮するのではないかと考えられている」と説明する。森兼氏の施設では

Q.術中の酸素濃度はもっと高い方がよい?の画像

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