警告症状や徴候、リスク因子からも分かるように、IBS様症状を呈する患者で最も見逃してはならないのが、潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患(IBD)や大腸癌だ。 こうした器質的疾患は、血液検査や大腸X線造影検査、大腸内視鏡検査を行えば比較的容易に除外できる。クローン病は、主に若年者に好発するIBDだ。小腸、大腸を中心に浮腫や潰瘍、腸管狭窄、瘻孔などを生じる。多くの場合、粘膜に多発するアフタやアフタ様潰瘍から始まり、縦走潰瘍、敷石像などの病変を有する。

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