1年延期の末にようやく始まった新専門医制度。日本専門医機構や学会、厚生労働省が続ける議論を、医学生達はどのように見ているのだろうか。全日本医学生自治会連合の役員を務める医学生4人に語ってもらった(2018年3月16日収録)。

――今年4月から新専門医制度が始まります。新しい制度をどのように捉えていますか?

西村 私たち学生からすると正直、分からないことばかりです。制度を知ろうと思って調べてみたら、制度を作った意義など、余計に分からなくなってしまいました。

山下 初っぱなから言っちゃった(笑)

西村 厚生労働省のウェブサイトにある報告書(「専門医の在り方に関する検討会」報告書)を読んでみたところ、新制度の最大の目的は「専門医の質を担保すること」と書かれていました。新しい制度ができるのは、これまで学会が中心になって取り組んできた研修の仕組みに問題があったからであるはずです。
 しかし、今年4月から始まる新制度での研修プログラムは、医師ではなく学会のプロフェッショナル・オートノミーに任せて作られているように僕には見えてしまいます。

専門医資格をとるメリットが分かりませんの画像

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