認知症の行動・心理症状(BPSD)の中で最も頻度が高く、家族や介護者を悩ませる睡眠障害。ベンゾジアゼピン(BZ)系睡眠薬が処方されることが多いが、認知機能低下や転倒のリスクを高め、今回の診療報酬改定でもその長期処方が大幅減額された。とはいえ、安易な中止は離脱症状を引き起こす。ではどうすればいいのか、経験豊富な専門家に聞いた。

 「高齢者の睡眠障害、とりわけ認知症患者にBZ系薬を用いることは適切ではない」と指摘するのは、精神科医で筑波大学大学院人間総合科学研究科教授の水上勝義氏。その根拠として次の2つを挙げる。

ベンゾで認知機能低下のリスク、代替薬は?の画像

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