「褥瘡の主な要因は亜鉛欠乏にある」。こう断言するのは、東御市立みまき温泉診療所(長野県)顧問の倉澤隆平氏である。

 図1を見ていただきたい。約6年にわたり、病院と施設を行ったり来たりしている79歳の難治性褥瘡。亜鉛補充療法開始後、約50日でほぼ治癒している。

 局所療法はイソジンシュガー(一般名ポビドンヨード配合軟膏)のみ。約1週後には、潰瘍面がやや乾いた感じとなり、潰瘍もやや縮小し始める。2週後には滲出液がほとんどなくなり、潰瘍は、さらにぐっと縮小した。さらに2週後には滲出液がほとんどなくなったので、イソジンシュガーをデュオアクティブ(ハイドロゲル創傷被覆・保護材)に変更した。

褥瘡治癒の決め手は「亜鉛」にあったの画像

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