昨秋以降、京都府宇治市の宇治おうばく病院と京都市右京区の宮崎神経科嵯峨病院で、結核の集団感染が相次ぎ発生したことがメディアで報じられた。2病院の間で結核感染者の行き来はなく、たまたま同時期に府内の病院で集団感染が発生したもようだ。
 ただ、2つの病院には精神科病院という共通点がある。実は精神科病院では、結核の集団感染が年に2、3件程度の頻度で発生している。厚生労働省結核感染症課の調べによると、2011年から2015年の5年間に学校や医療機関などで発生した結核の集団感染は232件で、そのうち少なくとも10件が精神科病院の事例だ。

相次ぐ精神科病院での結核集団感染の画像

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