那覇市から高速艇で約1時間。座間味島は、ホエールウォッチングやダイビングで観光客を集める、沖縄県の離島だ。島唯一の医療機関である沖縄県立那覇病院付属座間味診療所で、院長を9年間勤めた饒波保(のは たもつ)氏が、6月3日、夏の観光シーズンを前に島を離れた。離任前に後任は決まらず、島はしばらくの間、無医島となった。饒波氏は、なぜ島を離れたのか――。地域に医師がとどまらない理由の一つとして、住民との距離感の問題が挙げられる。その辺りを中心に、饒波氏に思いを聞いた。

「私は怪文書で島を離れました」の画像

ログインして全文を読む