「大変だな、と思った」。福島県立大野病院の医療事故をめぐる刑事裁判の初公判終了の直後、被告の加藤克彦医師はその感想を聞かれ、言葉を選びながらこう一言答えた。開廷は午前10時、裁判所から出てきたのが午後5時。長時間に及んだ初公判の緊張さめやらぬ中で、思わず出た率直な感想なのだろう。「遺族が大変な思いをしていることを改めて認識するとともに、多数のマスコミが押し寄せ、社会的な反響の大きさを実感した」という思いも、そこには込められている。

医師が刑事裁判の被告になったときの画像

ログインして全文を読む