今年3月、血友病Aに対する抗体医薬であるエミシズマブ(商品名ヘムライブラ)が承認され、いよいよ使用可能になる。血液凝固カスケードのうち第VIII因子が担っている役割を抗体で代替するこの抗体医薬は、今までの抗体医薬の機序にはない新しい作用で血友病Aの治療を可能にした。長らく血友病診療に携わり、数多くの新薬開発にも関わってきた経験を持つ奈良県立医科大学小児科学教室教授の嶋緑倫氏は、このエミシズマブの開発に基礎研究段階から関わってきた。嶋氏にこれまでの血友病診療の課題と今後の展望について聞いた。

凝固因子2つに結合する抗体が血友病治療に革命の画像

ログインして全文を読む