今年4月、生体肝移植の第一人者である田中紘一氏が立ち上げた神戸国際フロンティアメディカルセンター(以下、KIFMEC)で生体肝移植後の早期死亡例が続発したことが大々的に報じられた。国民に与えた不安を払拭すべく、肝移植関連の学会が注意喚起を行うなどしたほか、神戸市がKIFMECに対して医療安全管理体制を改善するよう指導するなど早急な対応を取ったことは記憶に新しい。生体肝移植を巡る一連の事件に対する感想と、移植医療への思いを、肝臓外科領域の世界的な権威で「神の手を持つ」と言われる日本赤十字社医療センター院長の幕内雅敏氏(東京大学名誉教授)に伺った。

「人が死んだら1、2晩じっくり反省すべき」の画像

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