今回の、「政治の立場で申し上げるなら、何よりも医師のモラルの問題だと思いますよ。忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」との二階俊博経済産業大臣の発言は、自らの身を削るようにして現場で献身的に奮闘している産婦人科医に対する非情なまでの悪罵といわざるをえず、産婦人科医のモチベーションを下げ、さらなる離職増加をもたらすものである。加えて、四半世紀ぶりに医師数抑制政策をあらためる閣議決定してきた内閣の一員としての自覚のなさを露呈したものであり、お詫びと発言撤回で済むものではない。

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