インフルエンザの大流行に関する記載は、御存知のように古文書にも多く、とくにわが国では歴史資料が豊富なことから興味深い発見をすることがあります。平安時代に書かれた「三代実録」は清和天皇・陽成天皇・光孝天皇の御世について記載された国史書ですが、この中で貞観14年(872年)の記載として、「正月二十日辛卯、是日、京邑咳逆病発、死亡者衆、人間言、渤海客来、異土毒気之令然焉」とあります。

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