今回議論になるのは、抗菌薬とステロイドの併用についてです。日本では、肺炎球菌のペニシリン低感受性菌が多く存在しており、エンピリックセラピーを選択するうえで無視できない状況にあります。その背景から、肺炎球菌のペニシリン耐性菌をカバーするために、バンコマイシンとセフトリアキソンの併用という治療法が考えられたわけです。しかし、「治療の武器となるバンコマイシンの効果が、ステロイドの投与によって落ちてしまうかもしれない」との議論があります。

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