今回の議論を通じて、「気管支炎」というありふれた疾患の診療のなかに、極めて重要な問題点が含まれていたことが感じられたことは、筆者にとって大きな収穫であった。よく「気管支炎には抗菌薬は不要」と言われるが、この疾患を深く掘ってみていくと、この一文ではとても括りきれない臨床的な奥深さがあることが見えてくる。「急性気管支炎に抗菌薬は無意味」とは単純には言い切れないのだ。

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