英国Cambridge大学病院のManjit S. Gohel氏らは、静脈瘤による下肢潰瘍の患者を対象に、圧迫療法に加えて早期に血管内カテーテルアブレーションを行うと、潰瘍の治癒後または半年後にアブレーションを実施した場合に比べ、治癒までの経過が早く、潰瘍なしで過ごせる期間も長くなると報告した。結果はNEJM誌電子版に2018年4月24日に掲載された。

 下肢潰瘍の原因として最も多いのが静脈疾患だ。ストッキングによる圧迫療法は、静脈性潰瘍の治癒を促進するが、根本にある原因の静脈性高血圧を治療することはできない。表在静脈の逆流によって生じた静脈瘤を治療すれば、潰瘍の再発率は低下するが、静脈瘤に対する早期のアブレーション適用が潰瘍治癒に及ぼす影響は明らかではなかった。そこで著者らは、多施設ランダム化対照試験EVRA(Early Venous Reflux Ablation)を計画した。

 2013年10月から2016年9月まで、英国の20施設で18歳以上の開放性下肢潰瘍患者を募集した。組み入れ対象は、静脈性下肢潰瘍の存在期間が6週以上で6カ月以下、足関節上腕血圧比(ABPI)が0.8以上の、初発または再発した表在静脈瘤がある患者で、逆流が臨床

早期の血管内治療が下肢潰瘍の治癒を促進の画像

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