癌性胸水がある患者に対する、タルクを用いた胸膜癒着術は、外来でも可能であることが示唆された。英Southmead HospitalのRahul Bhatnagar氏らは胸腔カテーテル留置と外来での定期的ドレナージに、留置カテーテルを介したタルクの投与をプラセボと比較するランダム化対照試験を行い、タルクの使用で胸膜癒着率が高まると報告した。結果はNEJM誌2018年4月5日号に掲載された。

 欧米では、毎年75万人を超える患者が癌性胸水と診断される。癌性胸水は、癌の転移によって生じ、いったん胸水を抜いても再び貯留するために、反復治療が必要となる。入院患者に対する最も一般的な治療は、タルク投与による胸膜癒着術だ。この治療には通常、4〜7日間の入院が必要になる。

 外来治療を希望する患者には、ドレナージ目的での胸腔カテーテル留置が選択肢となる。これまで、対照群を置かない小規模な研究で、胸腔カテーテルを介した外来でのタルク投与が胸膜癒着の達成率を高めることが示されていた。そこで著者らは、胸腔カテーテルを介してタルクを投与する方法が有効ではないかと考えてIPC-Plus試験を計画

経カテーテルタルク投与で胸膜癒着率が高まるの画像

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