フランスRaymond Poincare病院のDjillali Annane氏らは、敗血症性ショック患者にヒドロコルチゾンフルドロコルチゾンを7日間投与して、プラセボと生存率を比較する二重盲検のランダム化対照試験を行い、ステロイドの併用で死亡率を減少する効果が見られたと報告した。結果はNEJM誌2018年3月1日号に掲載された。

 敗血症性ショックは、感染症に対する反応の制御異常を特徴とし、生命を脅かす循環系の異常、細胞レベルの異常、代謝異常を起こし、短期死亡率はおおよそ45〜50%だとされる。救命のための血行動態と呼吸の維持や抗菌薬治療が行われるが、承認済みの補助療法は現在のところない。活性型ドロトレコギンα(組換えヒト活性化プロテインC)は、敗血症患者に生存利益をもたらすとして市販許可を得たが、その後の研究では利益を確認できなかったため、市場からの撤退を余儀なくされている。

 コルチコステロイドは、20世紀半ばから重症感染症の治療に用いられているが、敗血症患者に生存利益をもたらすかどうかは明らかではなかった。そこで著者らは、敗血症性ショックの患者に、ヒドロコルチゾン+フルド

敗血症性ショックにステロイド併用の利益ありの画像

ログインして全文を読む